こんちには。院長の神谷です。今日は比較的よくあるトラブルである下血についてです。
排便をしたときに便に血がついていたりした経験はありませんでしょうか？
そのような肛門から出血することを下血といいます。
下血の色でわかる！？出血部位について
下血は小腸から大腸、肛門までのどこからか出血していることを表しています。
下血の色である程度の出血部位を推測することができます。
真っ赤な血 ： 肛門に近いあたりから出血している可能性が高いです。
赤ワイン色などのくすんだ色 ： 肛門から離れた部位からの出血の可能性が高いです。
イカ墨のような色 ： 胃や十二指腸などから出血している可能性があります。
下血の原因は？
真っ赤な血や赤ワインなどのくすんだ色の下血を起こした場合は一番心配しなければいけない病気は大腸癌や直腸癌です。
大腸癌は近年かかる人が増加してきています。
統計によると４０歳前後から徐々に増え始め、高齢になるほど数は増加します。
国立研究開発法人国立がん研究センター がん情報サービスより引用
https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/cancer/67_colorectal.html
30歳前後でも大腸癌にかかる方もお見えになりますので油断は禁物です。
その他には下血の原因としては出血性腸炎、潰瘍性大腸炎、痔出血、虚血性腸炎、高齢であれば直腸潰瘍などが考えられます。
下血があった場合、特に初回の下血の場合はまずは必ず大腸内視鏡検査を受けるようにしましょう。
痔からの出血だと決めつけてしまうと万が一の場合癌などの病気が進行してしまうかもしれません。
大腸癌は、食道癌や胃癌などと比較して、進行は緩やかなことが多いので、癌全般に言えることではありますが、早期発見をすれば完治する可能性が高いです。
イカ墨のような黒い便が出た場合は？
イカ墨のような黒い便が出た場合は食道や胃からの出血の可能性があります。
食道の病気では食道がんや逆流性食道炎などの疾患が考えられます。
胃の病気では胃潰瘍や胃がん、出血性胃炎、毛細血管拡張などの疾患の可能性が考えられます。
イカ墨のような黒い便が出た場合はまずは胃カメラ検査を受けましょう。
下血をしているけど検査を受けていない方などお見えでしたらぜひ検査をお受けください♪
文責 ； 東海内科・内視鏡クリニック 岐阜各務原院
院長 神谷 友康
東海内科・内視鏡クリニックでは地域の皆様に苦痛の少なく質の高い内視鏡を提供しています。
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- 下剤が服用するのが嫌な方は下剤を飲まない大腸カメラ検査を行っています。
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- 忙しくて１日予定が空けれない方は金曜日の午前にモーニング大腸カメラ検査を行っています。
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- 土日も検査を行っています。
平日は忙しくてなかなか受診ができない方は土曜日や日曜日にも検査を行っておりますので、ぜひご利用ください。
東海内科・内視鏡クリニック 岐阜各務原院からのお知らせ
東海内科・内視鏡クリニック 岐阜各務原院では内科・消化器内科・婦人科を中心に幅広くかつ専門的な医療を行っております。
当院では各務原市はもちろんですが、岐阜市、岐南町、関市、笠松町、羽島市、瑞穂市にお住いの方からもご来院して頂いております。
当院は、経験豊かな総合内科専門医、消化器内視鏡専門医が内科全般、消化器内科の診療を担当しております。また婦人科は産婦人科専門医が週に１度木曜日に診療にあたっております。
胃カメラや大腸カメラ検査を積極的に行っており、苦痛の少なく、検査を受けやすい環境を整えることに全力を尽くしております。(漫画で解説 胃カメラ 大腸カメラ)
当院は国道156号線沿いに位置しており、本巣市、山県市、美濃加茂市、美濃市、郡上市、一宮市、江南市、犬山市、扶桑町、大口町からのアクセスも良いため多くの患者様にご来院いただいております。
