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質の高い大腸内視鏡検査|大腸腺腫発見率(ADR)について|

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 こんにちは。院長の神谷です。

 あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いします。

 今年は元旦から能登半島地震が起こり、被災された方々に心からお見舞い申し上げます

 また、今もなお、被災地で救助を待っておられる方々のご無事を心よりお祈り申し上げます。

 

 質の高い大腸内視鏡


 さて本日は質の高い大腸内視鏡検査についてのお話です。

 みなさんは大腸検査を受ける場所を選ぶ際に何を優先的に考えますか?

 大腸内視鏡検査を受けられる際は楽に検査を受けたいということを最優先されるかもしれません。もちろん楽に受けていただけることは非常に重要で、苦しい検査であれば患者さんもなかなか再度検査を受けてくれなくなってしまうため、当院でも非常に配慮をして検査をおこなっています。

 しかしながら、楽に受けられるだけでは検査としては不十分で、検査の質が高いということも重要です。質の高い検査とは病気の見落としが少ないことや、診断が正確であるということがあげられるかと思います。大腸内視鏡検査の質を評価する項目として腺腫検出率(ADR)という指標があります。

 

 腺腫検出率(ADR)とは


 ADRとは単純に全大腸内視鏡検査の中で腺腫が発見された患者さんの割合です。 例えば10人の患者さんに大腸内視鏡検査を行って、5人の患者さんで腺腫を発見すれば、腺腫発見率は50%です。

 では、なぜADRが重要視されているかというとADRの高い医師が担当すると低い医師に比べて検査後の大腸がんのリスクおよび検査後の大腸がんによる死亡のリスクが有意に低いとされる研究結果がでているためです。わかりやすく言うと、ADRが高い医師が担当した患者の方が将来的に大腸癌になるリスク大腸癌で死亡するリスクが低いということです。

大腸カメラ検査のADR

 このADRは国際的にも認識されており、検査理由や年齢・性別、施設間で異なる可能性がありますが、米国の消化器内視鏡学会(ASGE | American Society for Gastrointestinal Endoscopy | ASGE)ガイドラインでは、目標としてADRが男性で30%女性で20%以上の検査精度が求められるとしています。

 

 当院の前月12のADRは60.6%でした。今後も質の高い大腸内視鏡を維持できるように努力を重ねるとともに、定期的にADRの公開を行っていきたいと考えています。

文責 : 東海内科・内視鏡クリニック 岐阜各務原院 

院長 神谷 友康


 

東海内科・内視鏡クリニックでは地域の皆様に苦痛の少なく質の高い内視鏡を提供しています。

 

  • 下剤が服用するのが嫌な方は下剤を飲まない大腸カメラ検査を行っています。

 

  • 忙しくて1日予定が空けれない方は金曜日の午前にモーニング大腸カメラ検査を行っています。

 

 

  • 土日も検査を行っています。

平日は忙しくてなかなか受診ができない方は土曜日や日曜日にも検査を行っておりますので、ぜひご利用ください。

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